iシェアーズ 米ドル建て投資適格社債ETFとは
米ドル建ての投資適格社債(格付けBBB相当以上の優良企業の社債)にまとめて投資できる、東証上場のETF。236Aで解説した日本国債とは異なる「米国の社債」という選択肢です。2023年上場で約2.5年の運用実績があります。数値は運用会社の公式資料・目論見書(2025年10〜2026年7月時点)に基づきます。
基本情報
この銘柄の特徴
236A(日本国債)と対になる「米国の社債」という債券分散の選択肢
投資適格級(BBB相当以上)が構成の99.97%を占め、信託報酬0.099%と低コスト
為替ヘッジなし版のみ提供(ヘッジありの兄弟ファンド1496は信託報酬0.308%)
※いずれも運用会社の公式資料に基づく客観的な数値です(マーケティング上の訴求文句ではありません)。
仕組み:外国籍ETFを経由した実質米国社債投資
本ファンドは米ドル建て社債を直接保有するのではなく、ブラックロック・グループが運用する米国上場ETF(iシェアーズ ブロード米ドル建て投資適格社債 ETF、11,000銘柄超に分散)を通じて実質的に投資する仕組みです。連動対象のICE BofA USコーポレート・インデックスは米ドル建ての投資適格社債で構成され、2026年5月末時点の信用格付け内訳(参考情報)はAAA 0.69%・AA 9.34%・A 45.37%・BBB 44.72%と、ほぼ全て(約99.97%)が投資適格級です。実効デュレーションは約6.3〜6.4年、加重平均残存年数は約9.9〜10.0年で、中長期債が中心の構成です。同社には為替ヘッジありの姉妹ファンド(1496、信託報酬0.308%)もありますが、本ファンド(2257)はヘッジなし・低コスト版という位置づけです。
⚠ 留意点・リスク
- 元本保証はありません。金利上昇局面では債券価格が下落します(デュレーション約6.3年)。発行体の信用力悪化・格下げ・債務不履行のリスクもあります。
- 為替変動リスク:本ファンドは交付目論見書において「原則として外貨建資産に対して為替ヘッジを行いません」と明記されており、円ベースの基準価額は為替レートの変動の影響を直接受けます。実際、2024年6月〜2025年6月の1年間は、対象指数がプラスの局面でも為替の影響でファンド・指数とも円ベースでマイナスとなった実績があります。
- カントリー・リスク:北米(主に米国)中心の投資のため、同地域の政治・経済情勢の影響を受けます。
- 投資先の外国籍ETF(投資対象ファンド)の流動性が低下した場合、市場価格と基準価額の乖離が広がったり、追随誤差が生じたりする可能性があります。
- 純資産総額約10.3億円とまだ小規模で、上場から日も浅いため、大型の株式ETFと比べて売買のしやすさ(流動性)に注意が必要です。
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本記事は投資家個人が調べた内容を整理した一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨・勧誘するものではありません。記載内容は情報の正確性を保証するものではなく、作成時点のものであり今後変更される場合があります。投資に関する最終判断はご自身の責任で行ってください。
数値の主な出典:ブラックロック・ジャパン「iシェアーズ 米ドル建て投資適格社債ETF」交付目論見書(2025年10月11日付)・公式ファクトシート(2026年5〜7月時点)、東京証券取引所ETF銘柄情報。