SEC FORM 13F ・ CROSS-FUND CONSENSUS

著名投資家の「共通保有銘柄」ランキング

バフェット(バークシャー・ハサウェイ)、アイカーン、アックマン(パーシング・スクエア)、ドラッケンミラー(デュケイン)、ダリオ(ブリッジウォーター)、ソロスの6ファンドが米SECに提出した最新のForm 13Fを横断集計し、「複数の著名投資家が同時に保有上位へ置いている銘柄」を抽出しました。個別ファンドのページでは分からない、ファンドの垣根を越えた重なり(コンセンサス)を一枚で確認できます。数値はSEC EDGARの公開データ(2026年3月31日時点、2026年5月提出分)に基づきます。

集計対象ファンド
6ファンド
13F報告資産 合計$320B
集計対象銘柄
51銘柄
各ファンドの保有上位銘柄
複数ファンド保有
5銘柄
2ファンド以上が上位保有
データ基準
2026年Q1
3/31時点・5月提出の13F

共通保有銘柄ランキング(2ファンド以上が保有上位に置く銘柄)

#銘柄ティッカー保有
ファンド数
保有ファンドとポートフォリオ比率合計評価額
1AlphabetGOOGL3バフェット 5.9%ダリオ 2.6%アックマン 0.7%$163億
2Amazon.comAMZN3アックマン 17.4%ソロス 4.4%ダリオ 4.1%$37億
3MicrosoftMSFT2アックマン 15.3%ダリオ 1.8%$25億
4NVIDIANVDA2ダリオ 3.6%ソロス 2.0%$10億
5台湾セミコンダクター(ADR)TSM2ドラッケンミラー 5.0%ダリオ 1.6%$5億

比率は各ファンドの13F報告資産に占める割合。Alphabetは議決権の異なる株式クラス(GOOGL/GOOG)を合算しています。評価額は各四半期末時点・13F報告分の合計です。

全ポジション一覧(6ファンドの保有上位 計58件・評価額順)

#銘柄ティッカーファンド比率評価額
1AppleAAPLバフェット21.99%$578.4億
2American ExpressAXPバフェット17.43%$458.6億
3Coca-ColaKOバフェット11.56%$304.2億
4Bank of AmericaBACバフェット9.52%$250.4億
5ChevronCVXバフェット6.64%$174.6億
6Occidental PetroleumOXYバフェット6.55%$172.2億
7AlphabetGOOGLバフェット5.93%$156.0億
8ChubbCBバフェット4.24%$111.6億
9Moody'sMCOバフェット4.09%$107.6億
10Kraft HeinzKHCバフェット2.78%$73.2億
11Icahn Enterprises(自社)IEPアイカーン48.49%$41.5億
12SPDR S&P500 ETFSPYダリオ12.67%$28.4億
13BrookfieldBNアックマン17.62%$24.2億
14CVR EnergyCVIアイカーン28.01%$24.0億
15Amazon.comAMZNアックマン17.39%$23.9億
16Uber TechnologiesUBERアックマン15.71%$21.5億
17MicrosoftMSFTアックマン15.26%$20.9億
18iシェアーズ・コア S&P500 ETFIVVダリオ7.81%$17.5億
19Restaurant Brands InternationalQSRアックマン12.20%$16.7億
20Meta PlatformsMETAアックマン11.10%$15.2億
21Howard Hughes HoldingsHHHアックマン8.70%$11.9億
22Amazon.comAMZNダリオ4.08%$9.1億
23NVIDIANVDAダリオ3.65%$8.2億
24NateraNTRAドラッケンミラー18.14%$6.1億
25AlphabetGOOGLダリオ2.56%$5.7億
26BroadcomAVGOダリオ2.54%$5.7億
27CVR PartnersUANアイカーン6.17%$5.3億
28Micron TechnologyMUダリオ2.23%$5.0億
29Centuri HoldingsCTRIアイカーン4.90%$4.2億
30Amazon.comAMZNソロス4.44%$4.0億
31MicrosoftMSFTダリオ1.79%$4.0億
32GE VernovaGEVダリオ1.69%$3.8億
33台湾セミコンダクター(ADR)TSMダリオ1.62%$3.6億
34International Flavors & FragrancesIFFアイカーン3.63%$3.1億
35iシェアーズ MSCI ブラジルETFEWZドラッケンミラー8.72%$2.9億
36Global PaymentsGPNソロス2.39%$2.2億
37Electronic ArtsEAソロス2.16%$2.0億
38InsmedINSMドラッケンミラー5.59%$1.9億
39NVIDIANVDAソロス2.05%$1.9億
40BILL HoldingsBILLソロス2.05%$1.9億
41PG&EPCGソロス1.99%$1.8億
42台湾セミコンダクター(ADR)TSMドラッケンミラー4.96%$1.7億
43EchoStarECHOアイカーン1.92%$1.6億
44American Electric PowerAEPアイカーン1.85%$1.6億
45インベスコ S&P500均等加重ETF(コール)RSPドラッケンミラー4.67%$1.6億
46JetBlue AirwaysJBLUアイカーン1.74%$1.5億
47YPF(ADR)YPFドラッケンミラー4.43%$1.5億
48Seaport Entertainment GroupSEGアックマン0.79%$1.1億
49BBB FoodsTBBBドラッケンミラー3.26%$1.1億
50Alphabet(Class A+C合算)GOOGL/GOOGアックマン0.72%$1.0億
51AlcoaAAドラッケンミラー2.93%$1.0億
52NewAmsterdam PharmaNAMSドラッケンミラー2.91%$1.0億
53Sea Ltd(ADS)SEドラッケンミラー2.70%$0.9億
54MonroMNROアイカーン0.95%$0.8億
55SandRidge EnergySDアイカーン0.94%$0.8億
56Hertz Global HoldingsHTZアックマン0.51%$0.7億
57Caesars EntertainmentCZRアイカーン0.75%$0.6億
58Bausch + LombBLCOアイカーン0.65%$0.6億

緑色の行は上の共通保有ランキングに登場する銘柄です。比率は各ファンド内でのポートフォリオ比率のため、ファンド間で単純比較はできません。

2026年Q1の傾向 — コンセンサスはAIインフラ5銘柄に収斂

投資スタイルが大きく異なる6ファンドの保有上位が重なったのは、Alphabet・Amazon・Microsoft・NVIDIA・TSMCの5銘柄だけでした。バリュー(バフェット)、アクティビスト(アックマン)、マクロ(ドラッケンミラー、ソロス)、超分散(ダリオ)という異なるアプローチの結論が、いずれもAIのインフラを担う銘柄で一致している点が今期の最大の特徴です。

Alphabetはバフェットが株数を約3倍に積み増して保有比率5.9%まで引き上げたほか、アックマン、ダリオを合わせた3ファンドの上位に登場します。Amazonはアックマンがポートフォリオの17.4%を割く筆頭級ポジションで、ソロス、ダリオと合わせて3ファンド。ただしブリッジウォーター(ダリオ)は数百銘柄に分散するファンドで共通銘柄の「片側」に登場しやすいため、ダリオを除いて数え直しても複数ファンド保有として残るのはAlphabetとAmazonの2銘柄です。

対照的に、アイカーンは自社(Icahn Enterprises、比率48.5%)とエネルギー関連に集中しており、他ファンドとの共通銘柄はゼロ。単独ポジションとして最大なのはバフェットのApple(約$578億)で、これは6ファンドの全ポジション中でも突出しています。

集計方法

当サイトに掲載している各ファンドの保有上位銘柄(Form 13F報告のポートフォリオ比率上位、概ね10〜12銘柄)を対象に、銘柄ごとに「保有しているファンドの数」と「合計評価額」を集計しています。全保有銘柄ではなく上位のみを対象とするため、小さなポジション同士の重なりは拾っていません。

マイケル・バーリー(サイオン・アセット・マネジメント)は2025年11月にSECの投資顧問登録を抹消し、以後13Fの提出がありません。最終提出分(2025年Q3)はプット・オプション中心で、他ファンドの2026年Q1データと時点も性質も揃わないため、本集計からは除外しています(個別ページは引き続き閲覧できます)。同様に、プット(値下がりで利益が出るポジション)は「保有銘柄」に含めず、コールは(コール)と明記した上で掲載しています。Alphabetは議決権の異なるClass A(GOOGL)とClass C(GOOG)を同一銘柄として合算しています。

かつて証券会社にあった「ビリオネア追跡」— iBillionaireの話

マネックス証券にはかつて、バフェットやソロスら米国の著名投資家のポートフォリオを日本語で閲覧できる「iBillionaire(アイビリオネア)」という無料サービスがありました(2016年12月〜2020年1月)。提供元の米iBillionaire社は、著名投資家の保有上位30銘柄で構成する指数を算出し、それに連動するETF(Direxion iBillionaire Index ETF)が上場するなど一時は注目を集めましたが、ETFは資産が集まらず2018年に償還。会社自体も2020年に米国の家計管理アプリ企業に買収され、サービスは日本語版も含めて終了しました(マネックス証券のお知らせ・2019年12月)。

本ページは、その「複数の著名投資家を横断して見る」という体験を、米SEC EDGARに公開されているForm 13F——誰でも無料で閲覧できる公的な開示書類——だけを使って独自に再現・継続しているものです。特定の外部データベンダーに依存しないため、提供元の都合で突然見られなくなることはありません。

⚠ 留意点・リスク

各ファンドの詳細ページ

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本記事は米SEC(証券取引委員会)に公開提出されたForm 13Fデータを基に、個人が整理した一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入・売却を推奨・勧誘するものではありません。記載内容の正確性には万全を期していますが保証するものではなく、作成時点のものであり今後変更される場合があります。「iBillionaire」は当時の提供各社の商標またはサービス名であり、本ページとの資本・提携関係はありません。投資に関する最終判断はご自身の責任で行ってください。

出典:SEC EDGAR Form 13F-HR(各ファンド2026年5月提出分)。集計は当サイト掲載の各投資家ページのデータに基づき、tools/consensus スクリプトで自動生成しています。